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社会人になって、たくさんの新しいことを始めました。それも今までやったことのなかったものがほとんどです。そんな愛すべき趣味たちとmise1049の成長を記したノンフィクションブログです。有言、いつか実行。


by mise1049
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ひょっとこ乱舞「旅がはてしない」を観る

ひょっとこ乱舞という劇団の第12回公演「旅がはてしない」を観てきました。

オレはたまに演劇を観ます。
大学時代に大学の演劇研究部に友人がいたことがきっかけで、
高校までは観たこともなかった演劇を、ちょくちょく観るようになりました。
大学の終わり頃から社会人になってからは他劇団のものにも足を運ぶようになり、
CAB DRIVER、少年社中、30-DELUXと、いくつかの劇団のものを観ました。

演劇とはいえ、オレが観ているのはもっぱら小劇場でやる、小劇団のもので、
劇団四季とか、そういった大手のものは逆にまだ観たことがないのです。

それで、ひょっとこ乱舞を知ったのは前回公演「バカはお前だ!」のチラシを見てから。
ウサギの着ぐるみを着たキャラクターが、ふてぶてしい子どもをぶん殴っている、
そんなチラシ。
初めての人はタダで観られるとのことで、その公演を観に行きました。

その時の感想は・・・書こうと思ったけど、あんまり憶えてないからやめときます。

ひょっとこ乱舞の役者の皆さんは、一様に声がでかい。よく通る声を出す人が多いです。
なので台詞がはっきりと聞き取れるのが素晴らしい。
ただし、途中すごい早口で台詞が展開されることもあり、その時は聞くのも四苦八苦。
ただし、台詞がはっきりとしていても話の内容は決してはっきりとはしていない。
ただし、そのために観終わった後のこちらの感情も、はっきりと定まらない。

果たして面白かったんだか、そうでもなかったのか。

もしこれが、
もっと大きな劇団で、
もっと大きな劇場で、
もっと多くのお客さんから、
もっと多くのペイを頂戴するとしたら、
こんなあやふやな作品はもろにブーイングを受けてしまうような気がする。
「で、これは何だったんだ。金返せ!」と。

それでもこういった半ば実験的な試みを含んだ作品が観られるのも、
小劇団のもつ面白さの一つでもあることは間違いないと思う。
よくよく考えてみれば、ありふれたことをテーマにしたものはすでに予定調和だし、
また伝えたいことがはっきりとした形をもっているとも限らない。

ただ伝えたいことがそういったあやふやなものであったとして、
それでは演劇という具体的な形に落とし込む作業とは一体どのようなものか。
なぜ演劇という手段なのかはさておき、具体的な形にすることができたということは、
その時点である程度伝えたい内容ははっきりとしており、
伝えたいことにも一つの答えが出ているはずと思うんだが・・・。

えーーー、何が言いたいんだか。
ちょっとまとまらないので今日はおしまい・・・。

とりあえず頭に残ったフレーズは、「希望と絶望」「忘却と再生」「問いかけと記憶」。
このお芝居のキーワードとなっている言葉です。
by mise1049 | 2005-07-18 03:39 | 演劇・映画もろもろ